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秋ヒロト

マンガを描いていて楽しいと思う瞬間は結構ありますが、中でもぼくが好きなのは、意外と面倒くさい作業をしている時だったりします。一般的に物事というのは、「必要か否か」や「合理的か否か」で判断されます。つまり無駄を省き、作業を出来るだけ最小限にしていくことがベストとされるわけです。
ところが、マンガを描く上での判断というのは実は、「必要か否か」ではなく、「描きたいか描きたくないか」であることが多いです。絶対に後々面倒くさいだろうなあと思う設定や小道具でも、自分の感性に響いて描きたいと思ったなら、徹底的にこだわって描けること。そうした自由さは、他の仕事にはなかなかありません。
なので、たとえ作業としては大変でも、一つ一つ自分が納得するまで作業に打ち込めることは、とても楽しいです。そんな風に毎週出来上がっている「カボ!」を、みなさんにも楽しんでいただけたら嬉しいです。(2014.12.04)

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