秋ヒロト
『カボ!』に限らず、ぼくのマンガの主人公は無表情なキャラクターが多いんですが、それはバスター・キートンの影響が結構あったりします。
キートンはチャップリン、ロイドと並ぶサイレント時代の三大喜劇王の一人ですが、まったく表情を変えずに予想外の行動をするんです。
変なやつが変なことをして面白いのは当たり前ですが、何を考えているのかよく分からないやつが突拍子もないことをすると、より一層面白いわけで。
言葉ではなく動作や雰囲気で観客を笑わせ、アクションで興奮させるキートンの世界観は、ぼくの憧れです。(2014.08.07)