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秋ヒロト

アレクサンドル・デュマの歴史小説に『三銃士』という作品があります。『三銃士』とその続編をあわせた『ダルタニャン物語』は、文庫本で11巻という長さですが、珍しく続編も面白いシリーズものです。
意外な人物の子供がすさまじいキャラクター性を持って登場したり、『三銃士』で活躍した仲間たちがそれぞれ別々の道を歩み、国家的陰謀に巻き込まれていったりと、とにかく目が離せない展開が続く壮大な物語ですが、ぼくがとりわけ好きなのが、三銃士の一人ポルトス。
強いけれどあまり頭がよくないポルトスは、策士に振り回されてしまいます。そうした悲しさも含めて、生き様が印象に残るキャラクター。ジャガー男爵は、そのポルトスみたいな、かっこいい生き様のキャラクターになるといいなあと思いながら描いています。(2014.08.21)

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